森のエコラベル、FSC認証について

FSCマークの製品は、森をまもる安心・安全のしるしです。

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、木材を生産する森林、そしてその

森林から切り出された木材を使って生産・加工を行なっているかどうかを認証する国際機

関の一つです。FSCは、森林環境保全に配慮し、地域社会の利益にもかない、経済的に

も継続可能な形で生産された木材を認証するだけでなく、このFSCのマークが入った製品

を買うことで、消費者も世界の森林保全に間接的に関与できる仕組みです。

 

 

森林の審査と、製造・流通・加工の審査を行っています。

FSCの森林認証制度にはFM(Forest Management)認証とCoC(Chain of Custody)認証があり

ます。FM認証とは森林を対象とした認証制度で、森林管理が環境に配慮し社会的利益に

かない、持続的な経営が可能かを審査します。CoC認証とは製造・加工・流通における認

証制度で、これらのすべての工程で非認証材と混在しないよう適切な管理が行われてい

るかを審査します。

 

 

FSCには、環境・社会・経済に配慮した厳しい原則があります。

FSCの森林認証制度は環境、社会、経済の観点から森林管理が適正に行われているか

どうかを審査・認証する制度です。以下の10の原則に基づいて審査が行われます。

 

1.全ての法律や国際的な取り決め、そしてFSCの原則を守っている。

2.森林を所有する権利や利用する権利が明確になっている。

3.昔から森に暮らす人々の伝統的な権利を尊重している。

4.地域社会や労働者と良好な関係にある。

5.豊かな収穫があり、地域からも愛され利用されている森である。

6.多くの生物がすむ豊かな森である。

7.調査された基礎データにもとづき、森林の管理が計画的に実行されている。

8.適切な森林管理を行っているかどうかを定期的にチェックしている。

9.貴重な自然の森を守っている。

10.人工林の形成が、自然の森に影響を及ぼしていない。

FSCロゴマーク。森をまもる、世界共通のエコマーク。