左から 下田力さん、多田祐美さん、バンダイの岩村剛さん
「土曜学習・放課後子供教室~企業への期待と役割とは~」をテーマに話し合いました。 文部科学省は「土曜学習」や「放課後子供教室」など、企業やNPOの協力を得た教育プログラム「地域学校協働活動」を推進しています。この活動を発展させるために、企業はどう対応すべきなのかを考えることが、セミナーの目的です。
講師は文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域学校協働推進室の多田祐美さん、国立青少年教育振興機構総務企画部総務企画課長の下田力さん、バンダイ(本社・東京都台東区)プロダクトマネジメント部品質マネジメントチームアシスタントマネージャーの岩村剛さんの3人。多田さんは三井化学のCSR部門に勤務し、現在は文科省に出向中です。下田さんは3月まで多田さんと同じ社会教育課に在籍していました。
「土曜学習応援団」は2014年に始まりました。応援団に賛同・参画した企業・団体が土曜日をはじめとして、夏休みや冬休み、平日の授業や放課後の教育活動の場で、出前授業をしたり、施設見学の受け入れなどをします。これまでに、733団体が賛同しています。下田さんは「企業の方からは『若手の研修にとてもいい。子どもにも分かるように説明して来いというと、勉強になる』と聞いています。社会教育は提供する大人の側の生きがいにもあり、そこに醍醐味があります。新しくものをつくるのではなく、今あるものをうまく利用して、無理なく実践の場を作れると良いと思います」と話しました。